コラム・体験談
2025.02.21
《スポット編》豊岡で見つけた新しい旅のカタチ -おしごとりっぷを利用した旅人がおすすめするとっておきスポット-
昨年末のおしごとりっぷ産官推進プロジェクトに参加した大阪府内の大学生3人がおすすめする
スポットととっておきの体験談をお届けします。
🚞 豊岡市への旅 🚗
〇基本情報
今回の訪問時期:冬/12月
特徴:豊岡駅から城崎温泉駅まで電車で約10分!駅周辺にはおいしいグルメがたくさんあります!
気候:雨が降ったりやんだりと傘は必須です!大阪に比べると気温は低くても風は少ないように感じました。
滞在期間:5日間
予算目安:3万円~
😀 見どころ・体験 🚞
1.城崎温泉
城崎温泉は、駅が「玄関」、道は「廊下」、宿は「客室」、外湯は「大浴場」と言われています。
城崎温泉の魅力の一つは、7つの外湯(公衆浴場)を巡る「外湯めぐり」です。街中では浴衣に下駄姿で温泉を巡る人をたくさん見かけます。
いつもの服装とは違う浴衣姿で情緒ある街並みを歩くのは、日常を忘れさせてくれる素敵な体験になりますよ。ちなみに私は時間の関係上、城崎温泉駅から一番近い「地蔵湯」に訪れました。
「地蔵湯」という名前の由来は、この湯の泉源から地蔵尊が出たからだそうです。
年末ということもあり、混んでいるかと思いましたが、20時ごろはそこまで混雑しておらず、ゆったりと過ごすことができました。23時まで開いているので、旅で疲れた体を癒すのにピッタリです。
思ったよりもお湯が熱かったので外湯めぐりをする方はのぼせないように注意です!
料金は、一つの温泉につき大人800円、小人400円ですが、城崎の外湯に一日入り放題の「ゆめぱ」は大人1500円、小人750円でお得です☆

夜の城崎温泉も風情があります
もう1つ、温泉旅行で欠かせないのは食べ歩きですよね。
①「城崎スイーツ」で購入した期間限定商品「米粉バウムクーヘンあんバター」は、また食べたくなるような味わいで、もっちりとした食感と優しい甘さが絶妙で、すっかり虜になってしまいました。

米粉バウムクーヘンあんバター
②「おみやげまるさん物産店」にある「どてまん」です。但馬牛のスジ肉が入ってて、饅頭の生地にどてやきの旨みがしみている。
外が寒く小腹がすいたときに食べるどてまんは、より一層おいしかったです。

但馬牛のすじ肉を甘辛く煮込んだ「どてまん」
③「croquette」では、但馬牛を贅沢に使用した「手作りひとくちコロッケ」もおススメ。揚げたてアツアツのホクホク食感と、高級ブランド牛として知られる但馬牛の旨みをコロッケという手軽な形で楽しめるのが魅力。リーズナブルな価格で極上の味を堪能できる、おすすめのグルメスポットです。

ひとくちコロッケも但馬牛ミンチカツもおいしい
定番人気の「おけしょう鮮魚 海宛」は、2店舗ともに大行列ができていました。
年末のお昼時ということもあり、時間の都合で今回は断念せざるを得ませんでしたが、今度訪れる際は、混雑を避けて早めの時間帯に行こうと思います。
そんな感じでいろいろなお店があったのですが、中でも印象的だったのは自分で作る温泉卵。卵を購入したら、温泉に入れて待つこと8分!専用の器具で割って塩をかけていただきます!

温泉たまごを作るまで

専用の器具でパカッと割る、とろ~り温泉たまご
2.余部鉄橋「空の駅」
豊岡駅から電車で約50分の場所にある余部鉄橋「空の駅」。
かつて実際に使われていた鉄橋の一部が、展望施設として残されています。
エレベーターが全面ガラス張りでそこでも景色を楽しむことができました。背後の雪をかぶった山々と、勢いよく打ち寄せる日本海の波が相まって外国のような壮大な景観を楽しめました。
そして、軌道の上を歩くという初めての体験に、ワクワクが止まりませんでした。雪の積もった軌道の上を歩いている写真は、映えること間違いなしのおすすめ写真スポットです!
抜群の景観を誇る餘部駅は、まさに絶景の秘境駅と呼ぶにふさわしく、これまで訪れた数々の観光地の中でも特別なお気に入りの場所となりました。ちなみに、この写真の右側には高さ40メートルのところからは壮大な日本海が広がっているので、ぜひ実際に訪れてみてください。

軌道の上を歩くという初めての体験

少しだけ見えるかな。左側には日本海。

標高 43.9 m の位置にある「餘部駅(あまるべえき)」
3.竹野浜海岸
竹野浜は兵庫県の日本海側に面する海水浴場で、山陰海岸でも屈指の景勝地。透明度の高い海で、夏には海水浴客でにぎわいます。しかし、竹野浜が楽しめるのは夏だけではありません!
私は雪の積もる砂浜というものは初めてで、波が両側から寄せているかのような幻想的な風景は、写真に収めたくなる絶景スポットです。雪と海という普段見ることのない、景色は現実を忘れさせてくれるほど癒されました。

海?雪原が広がる竹野浜
4.湯村温泉
すごい歴史のある温泉で今から約1200年前に慈覚大師が見つけたそうです。特に「荒湯」と呼ばれる元湯がすごくて、98度もの熱い温泉が1分間に470リットルも湧き出ているんだとか。凄い。。。
この湯村温泉に来て、幼い頃に訪れた記憶を探してみたのですが、何も思い出すことができませんでした。後で両親に確認したところ、実は私が行ったのは湯村温泉ではなく有馬温泉だったことがわかりました。改めて兵庫県には温泉地がたくさんあるんだなと実感しました😀

湯村温泉のモニュメント

日本でも特に高い温度で知られる「湯村温泉」
5.玄武洞
城崎温泉でレンタサイクルを借りて、玄武洞まで足を延ばしてみました。
道中がこんなに気持ちいいとは!信号もほとんどない一直線の道が続き、川沿いをすいすい走れるんです。大阪育ちの私にとって、こんなのどかな景色の中を自転車で走るのは新鮮な体験でした。
そして目的地の玄武洞は、想像以上のスケール。独特な形をした巨大な岩の群れは、思わず足を止めて見入ってしまうほどの迫力。まさに写真集や旅行雑誌などの表紙の表紙を飾りそうな景色でした。
街中を離れて、のんびりペダルを漕ぎながら大自然に出会える。
これぞ但馬ならではの楽しみ方かもしれません。まさに城崎観光の新しい魅力を発見した気分でした。

独特な形や模様を持っていて、思わずシャッターを切りました
✨ 新しい旅のスタイルが教えてくれたこと ✨
この5日間の”働く旅”を通じて気づいたのは、「旅と仕事は決して相反するものではない」ということです。
むしろ、短期アルバイトという形で地域に関わることで、都市圏でのアルバイトや普通の観光客としては決して知ることのできない地域の本質や魅力に触れることができました。
おしごとりっぷの利用を考えている方は、以下の点でおすすめです!
◇働きながら旅ができるため、旅行費用の心配が少ない
◇地域の方との深い交流により、観光では得られない体験ができる
◇いつもと違う場所でのアルバイトが、記憶に残る旅とかけがえのない思い出になる
おいしいグルメや心癒される温泉に四季折々の景色を楽しめる豊岡には、城崎温泉以外にも出石皿そばやカバンストリートなど、まだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。
みなさんも、ぜひ ” 旅 × 仕事(おしごとりっぷ) ” で、観光だけでは出会えない地域の魅力をより深く知る最高の旅を体験してみてください。私もまた利用したいと思います!
☝アドバイス☝
☑天気が不安定なので傘・手袋は必須です!(「弁当忘れても傘忘れるな」という言い伝えがあるほど)
☑城崎温泉の飲食店は夜間営業が少ないため、早い時間帯での行動
☑豊岡では支払が現金のみの店がとても多くバーコード決済がほとんど使えなかったので、多めの現金を持参!
☑地域内の移動手段は限られているため、電車の乗り継ぎなど事前の計画が重要です!
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